ソーサル中島の備忘録

ソーサルの運営について、はたまた全く関係ないことについて中島が思うところをなんとなーく書いていくブログです。不定期更新です。

【ZERO to ONE】企業が独占的なポジションを獲得するために必要なこと

さて久々にブログ更新しますw

ソーサルブログは基本的にソーサルのことを書いていきますが、

こちらは僕のビジネス上の学びを投稿していこうと思います!

 

今回はピーターティールの「ZERO to ONE」という本を改めて読んだので、

その内容を忘れないように&まだ読んでいない人にシェアするために書きたいと思います。

(=基本的にあまり長々書くのが好きくないのでサマリを)

 

「企業は独占しなくてはならない」(=競争はしてはいけない)

なぜならピーターティールによると、

完全競争下では長期的に利益をだす企業は存在しない。

からです。

 

なぜなら、

完全競争の反対が独占だ。完全競争下の企業は市場価格を強いられる一方で、独占企業は市場を支配しているため、自由に価格を設定できる。競争がないので、独占企業は生産量と価格を調整して利益の最大化を図る

ことができます。

 

つまり

永続的な価値を創造してそれを取り込むためには、差別化のないコモディティビジネスは行ってはならない

のです。

独占企業の特徴

では独占企業にはどのような特徴があるのでしょうか。

ティールによると以下の特徴を備えているようです。

 

プロプライエタリ・テクノロジー

⑵テクノロジー

ネットワーク効果

⑷規模の経済

⑸ブランド

 

です。

小さく初めて独占する

では独占状態を作っていくためにスタートアップとして考えるべき観点としてはどのようなものがあるのでしょうか。

 

ティールによると、

どんなスタートアップも非常に小さな市場から始めるべきだ。失敗するなら、小さすぎて失敗する方がいい。理由は単純だ。大きな市場よりも小さな市場の方が支配しやすいからだ。最初の市場が大きすぎるかもしれないと感じたら、間違いなく大きいと思った方がいい。

とします。

 

僕は普段はソーサル( https://sosal.me  )というプロダクトをリクルートとは別の社外活動として行っているのですが、確かにそれはそういうのは納得がいく気がします。

 

いきなり手広く色々なスポーツに取り組むよりも、

フットサルという領域、かつ個人フットサルという一領域に特化したプロダクトですが、一切広告費は使わずに、現在9000名まで会員が伸びてきています。

 

また、

スタートアップが狙うべき理想の市場は、少数のユーザーが集中していながら、ライバルがほとんどあるいは全くいない市場だ。大きな市場はいずれも避けるべきだし、すでにライバルのいる大きな市場は最悪だ。起業家が1000億ドルの1%を狙うという場合は常に赤信号だと思った方がいい。

とします。

 

この観点はスタートアップにとってかなり新鮮な観点かもしれません。

 

そして、

ニッチ市場を創造し支配したら、次は関連する少し大きな市場に徐々に拡大していくべきだ。アマゾンはそのお手本だと言える。ジェフベゾスは創業時から全てのオンライン小売市場を支配するというビジョンを持っていたけれど、極めて意図的にまずは本から始めた。

 

起業家やこれから起業していく人。

あるいは企業で新規事業をやっている人など必読書だと思います。